請願

 

第173回国会 請願の要旨

新件番号 634 件名 いつでも、どこでも、だれもが安心してかかれる保険で良い歯科医療の実現に関する請願
要旨  深刻さを増す不況の中、虫歯や歯周病などの治療を控えたり、入れ歯が合わなくなっても新しく作ることをあきらめる患者が増えている。多くの患者・国民は、医療の窓口負担軽減と歯科の保険給付範囲の拡大を切望している。ここ一〇年間、歯科医療費は減少し続け、保険でできる範囲も制限されたため、入れ歯などを作る歯科技工士や口の衛生指導を行う歯科衛生士は、低賃金と労働条件の悪化によって離職者が増え、歯科医療は崩壊寸前になっており、保険で良質な歯科医療の提供が困難になっている。
 ついては、国の医療予算を増やして、二〇一〇年の診療報酬改定で、次の事項について実現を図られたい。

一、安心して歯科治療が受けられるよう、現在三割の窓口負担をゼロにすること。
二、保険で満足できる「入れ歯」ができるようにすること。
三、保険で歯周病の治療・管理が十分できるようにすること。
四、日常の治療で普及している保険外の治療は保険でできるようにすること。

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