請願

 

第173回国会 請願の要旨

新件番号 527 件名 北小岩地域のスーパー堤防構想を撤回し、見直すことに関する請願
要旨  スーパー堤防構想は、昭和六一年建設大臣(当時)が河川審議会に諮問し、翌年「首都圏、近畿圏の六河川両岸に一一〇万戸の住宅を供給する」ことを基本に答申が出た。それ以降二〇余年たった今も、進捗(しんちょく)率は五・三%、投下総額は六、三一一億円にも達している。江戸川は破堤・決壊の歴史もなく、また大正・昭和と二度にわたる大規模な引き堤や、関東大震災級の地震にも耐えられる堤防強化がされており、安全性の高い堤防として、都市部や江戸川区民の生命・財産を守ってきている。江戸川区が北小岩地域に計画しているスーパー堤防構想は、該当する約六千人の住民や周辺住民が被る生活破壊の犠牲に対し、「六七万江戸川区民を洪水から守る」という根拠のない口実の下、進められようとしている。江戸川区も「住民の意志を無視してまで強引に進めない」としたにもかかわらず、七割の反対住民の陳情を不採択にした。この計画を認めるわけにはいかない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、住民の意志を無視した北小岩地域のスーパー堤防構想の撤回・見直しをすること。

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