請願

 

第173回国会 請願の要旨

新件番号 522 件名 生活保護の老齢加算、母子加算を元に戻すことに関する請願
要旨  生活保護を受けている七〇歳以上の高齢者などに支給されていた老齢加算が二〇〇六年に廃止され、母子家庭などの一人親世帯に支給されていた母子加算が二〇〇九年に廃止された結果、月々の保護費は、高齢者で二〇%前後、一人親世帯で一六%前後減り、保護費を減らされた人たちに深刻な影響が出ている。この国では、すべての人に「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」(憲法第二五条)がある。高齢者や一人親世帯は、加算があったからこそ、最低限度の人間らしい生活ができていた。加算の廃止は、生活保護基準を切り下げることによって、最低賃金や年金、住民税の課税基準、就学援助の適用基準などの引下げにもつながり、国民生活全体の水準を押し下げることになる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、生活保護の老齢加算、母子加算を元に戻すこと。

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