請願

 

第173回国会 請願の要旨

新件番号 508 件名 いつでも、どこでも、だれもが安心して介護を受けられるようにすることに関する請願
要旨  介護保険制度は崩壊の危機にさらされている。不透明な認定制度や様々なサービスの利用制限による介護の取上げが利用者に生活困難をもたらし、重い利用者負担がサービス利用の取りやめや減らさざるを得ない事態を生んでいる。介護報酬の引下げは福祉・介護サービスに携わる労働者の確保を困難にし、事業者にとっても経営難に直結する事態となっている。介護報酬は引き上げることになったが、過去のマイナス改定分さえカバーできず、利用料の値上げや支給限度額を超えるなどでサービスの利用抑制も広がる。また、新たな介護認定方式では、軽度に判定されることになり、サービスを制限される可能性がある。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で、介護保険料を引き下げること。
二、利用者が必要な介護サービスを受けられるように、利用料を引き下げ、利用制限をやめること。介護認定方式を実態に合った方式に改善すること。
三、介護報酬を引き上げ、介護職員の賃金・労働条件を改善し、人材を確保すること。事業所の運営を安定化すること。
四、上記を実現するために、介護保険における国の負担を増やすこと。

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