請願

 

第173回国会 請願の要旨

新件番号 495 件名 法務局、更生保護官署、入国管理官署及び少年院施設の増員に関する請願
要旨  法務局の登記、戸籍、国籍、供託、行政訴訟業務及び人権擁護業務は、適正・迅速になされて、国民の権利と財産・取引の安心・安全を確保することとなるが、業務量の増大(特に登記では地図整備事業の推進や筆界特定制度の施行)に対して従事職員が不足し、業務の停滞、過誤、サービスの低下、職員の健康破壊など危機的状況に直面している。更生保護業務については、犯罪の多様化、少年犯罪が激増・深刻化することによって従来の保護観察制度の見直しが進められ、加えて、新規施策の導入により保護観察官の業務も複雑、高度化し、業務量が増大している。また、出入国管理業務も、国際交流の活発化、海外旅行の増加などによって出入国者が増大し、かつ、外国人による不法就労問題や在留審査業務の遅滞など入管業務も更に繁忙を極めている。少年院施設でも、近時の少年犯罪の凶悪化と多発する犯罪事案の下で慢性的な過剰収容の状態が続き、少年を更生させる本来の矯正教育を行うには程遠い状況にある。このような現状と、問題点を直視し、その改善策を探求するとき、人的確保によること以外にない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、法務局、更生保護官署、入国管理官署、少年院施設の定員を増員すること。

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