請願

 

第173回国会 請願の要旨

新件番号 128 件名 社会保障拡充に関する請願
要旨  一〇〇年に一度と言われるアメリカ発の世界金融危機とそれに続く景気悪化の下、真っ先に経済的立場の弱い庶民・労働者がしわ寄せを受け、派遣切り・雇用不安・住居の不安など、先の見えない状況に置かれている。さらに、年金・医療・介護・障害者福祉・生活保護など社会保障制度が毎年改悪され、国民全体に将来不安が広がっている。貧困の広がりは重要な社会問題になっており、それを助長するような政策は直ちに中止すべきである。また、年金不安を解消するための抜本策として、最低保障年金制度の実現が必要である。七五歳以上を対象とした後期高齢者医療制度は、多くの病気を抱えているハイリスクの高齢者だけを一まとめにした、世界に例を見ない差別医療を強いるもので、医療費削減を主眼とした制度を認めることはできない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、医療、介護、生活保護などの削減をやめ、貧困を解消するための社会保障を拡充すること。
二、消えた年金問題は、国の責任ですべて解決すること。最低保障年金制度をつくること。
三、後期高齢者医療制度は、廃止すること。

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