請願

 

第173回国会 請願の内閣処理経過

件名 地域医療の再生を求めることに関する請願
新件番号 256 所管省庁 厚生労働省 内閣処理経過受領年月日 H22.5.26
処理要領 一 病院勤務医の方々の勤務環境は、大変厳しい状況であると認識しており、病院勤務医の勤務環境の改善は、重要な課題である。
このため、医師数については、平成二十年度以降、増員する方向で施策を実施してきており、平成二十一年度医師養成数を過去最大規模まで増員するとともに、平成二十二年度も三百六十名増員を行ったところである。また、平成二十二年度診療報酬改定において、診療報酬本体を一・五五%引き上げ、救急、産科、小児、外科等の医療の再建や病院勤務医の負担軽減を図ったところである。さらに、平成二十一年度第一次補正予算において、都道府県に「地域医療再生基金」を設置し、地域医療における課題の解決に向けて都道府県が策定する「地域医療再生計画」に基づく地域の医師の確保等の取組を支援するとともに、平成二十二年度予算において、産科、救急、へき地で働く医師への手当に対する支援、女性医師の離職防止や復職支援の充実等、実効性のある各般の対策を盛り込んだところである。
今後とも、地域医療とその担い手の確保が図られるよう取り組んでまいりたい。
二 卒後臨床研修制度については、指導医はプライマリ・ケアの指導方法等に関する講習会を受講することとしており、厚生労働省において、その開催指針を定めて学会等による指導医講習会の実施及び指導医の受講を推進し、指導医の質及び数の確保を図っているところである。また、臨床研修修了後の生涯研修については、学会等で自律的に実施されているものと承知している。
三 一及び二でも述べたとおり、今後とも、地域で必要な医療を確保するため、医師確保対策に取り組んでまいりたい。

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