請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 3086 件名 地球温暖化を止めるための法律制定に関する請願
要旨  地球の気温は確実に上がり続けており、このまま温暖化が進んだ場合、異常気象、生態系の悪化、海面上昇、食糧危機、そして人類生存の危機が予測されている。日本では家庭や職場でCO2など温暖化ガスの排出を減らす努力をしてきたが、国全体としてはほとんど減っていない。自主的な努力は不可欠だが、それだけで温暖化は止められない。
 ついては、日本全体で確実にCO2を始めとする温暖化ガスを減らすための制度や仕組みを早急に整えるため、次の事項について実現を図られたい。

一、京都議定書が定める日本の温暖化ガス削減目標(一九九〇年比マイナス六%)を確実に達成すること。
二、日本の温暖化ガス削減の総量目標については、最新の科学的知見に基づいて、確実に削減できるように設定すること。
 1 一九九〇年比で二〇二〇年にマイナス三〇%、二〇五〇年にマイナス八〇%と設定。
 2 二〇二〇年に自然エネルギーの供給量を全体の二割まで増やす。
三、一と二を確実に実現するための、あらゆる効果的な制度・仕組みを整備すること。
 1 自然エネルギーの供給量を増やすための仕組み。
 2 CO2の排出量に応じて相応の負担を求める仕組み。
 3 企業が効果的に温暖化ガスを減らすための仕組みなど。

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