請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 3001 件名 社会保障を口実に消費税の大増税を行わないことに関する請願
要旨  アメリカ発の世界同時不況が引き金となって、構造改革によるひずみが、あらゆる分野に広がっている。正規職員と同じ仕事をしながら、低賃金・労働条件で頑張ってきた期間雇用・派遣労働者が職を奪われ家を失い、二〇代前半で非正規労働者が半数を占める状態では、結婚・子育ては夢である。年金からは、介護保険・後期高齢者医療保険・国保料、更には住民税などが天引きされ、老後の不安は増すばかりである。七五歳になれば、必要な医療を受けることができず、介護が必要になっても十分なサービスがない・働き手がいない、障害者が生きていく上で必要なサービスも欲しければ金で買えと言わんばかりである。世界二位の経済力を持ちながら、生きづらい国になっているのは、医療・福祉・年金など社会保障にかける予算が少な過ぎるからであり、憲法第二五条の「健康で文化的な生活」を保障するために予算を増額すべきである。これは、消費税の大増税を行わなくても税金の無駄遣いを正せば、直ちに実現可能である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、社会保障を口実にして、弱い者に重い負担を強いる消費税の大増税を行わないこと。

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