請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 2298 件名 庶民増税の反対に関する請願
要旨  一〇〇年に一度と言われるアメリカ発の世界金融危機とそれに続く景気悪化の下、真っ先に経済的立場の弱い庶民・労働者がしわ寄せを受け、派遣切り・雇用不安・住居の不安など、先の見えない状況に置かれている。さらに、年金・医療・介護・障害者福祉・生活保護など社会保障制度が毎年改悪され、国民全体に将来不安が広がっている。貧困の広がりは重要な社会問題になっており、それを助長するような政策は直ちに中止すべきである。また、年金不安を解消するための抜本策として、最低保障年金制度の実現が必要である。七五歳以上を対象とした後期高齢者医療制度は、多くの病気を抱えているハイリスクの高齢者だけを一まとめにした、世界に例を見ない差別医療を強いるもので、医療費削減を主眼とした制度を認めることはできない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、消費税率の引上げをしないこと。給与所得控除の縮小等による増税は行わないこと。課税最低限の引上げを行い、減税を行うこと。

一覧に戻る