請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 803 件名 後期高齢者医療制度の即時廃止に関する請願
要旨  二〇〇八年四月より政府が強行した後期高齢者医療制度は国民の生存権を保障すべき憲法第二五条の義務に反し、国民の生きる権利を根本から脅かすものである。国民の暮らしの基本は健康であり、特に高齢者の心身の健康と福祉の向上は長寿政策の中心であり、政治の最優先方針である。七五歳以上の高齢者を通常の医療制度から切り離し、被保険者として保険料無料の全員から保険料を徴収、月一五、〇〇〇円以上の年金受給者からは保険料を年金天引き、現在は実施凍結だが七〇歳から七四歳までの窓口負担を二割に引き上げるなどお年寄りの命を短くする政策としか言えず、先進国の福祉政策とは言い難い。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、後期高齢者医療制度を即時廃止すること。
二、幼児から高齢者まで安心して医療を受けられるような医療、福祉予算の充実を最優先に実現すること。

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