請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 720 件名 教育格差をなくし、子供に行き届いた教育に関する請願
要旨  父母・国民は、子供と教職員が人間的に触れ合い、すべての子供の個性と能力を伸ばす教育を求めている。しかし、いじめによる自殺、小中学校の不登校、高校中退者などが社会問題となっている。また、勤労者の平均年収が下がる中、学費の高騰と公私格差の拡大によって、教育費負担は深刻な問題となっている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、教育予算を大幅に増額すること。また、地方の教育費を増やすため地方交付税を増額すること。
二、国の責任で小中高の三○人以下学級を実現すること。また、子供たちと直接向き合う教職員を増員すること。
三、私学助成の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。特に経常費二分の一助成を実現すること。また、授業料直接助成、施設助成を実施・拡充すること。
四、教育費の無償化を目指し、就学援助制度及び授業料減免制度を抜本的に充実すること。教育費の父母負担を軽減すること。
五、当面、年収五〇〇万円以下の家庭の高校大学の授業料を無償とする制度を実現すること。
六、義務教育費国庫負担制度を維持・拡充し、負担率を二分の一に復元すること。
七、障害を持つすべての子供たちの教育の充実に向けて教職員を増やし、教育条件を整備すること。

一覧に戻る