命と暮らしを守り、社会保障の充実に関する請願：請願の要旨：参議院

新件番号	569	件名	命と暮らしを守り、社会保障の充実に関する請願
要旨	毎年の社会保障費二、二〇〇億円の削減によって、医療・介護などが切り捨てられ、介護保険制度は、支払能力を超えた費用負担や徹底的な給付制限で、利用者が必要なサービスを受けられない事態が生まれている。また、相次ぐ介護報酬の引下げが、事業所の経営を圧迫し、介護職員不足を深刻なものにしている。必要な高齢者がいつでも使える制度にすることが早急に求められている。また、政府が進めている療養病床削減計画は、長期療養が必要な高齢者が行き場を失うことになる。　ついては、次の措置を採られたい。一、介護保険に対する国の負担を大幅に増やし、保険料や利用料を引き下げ、必要なサービスを保障すること。介護報酬を引き上げ、介護の人材を確保し、処遇の改善を図ること。二、患者を病院から追い出す療養病床の削減計画を中止すること。三、国民健康保険料の引上げをやめ、安心して払える保険料（税）にすること。四、消費税増税を財源にしない最低保障年金制度を創設すること。