請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 186 件名 教育格差をなくし子供たちへ行き届いた教育に関する請願
要旨  すべての子供たちに人格の完成を目指す教育が保障され、確かな学力が身に付き、いじめや非行、暴力、不登校・登校拒否や中途退学がなくなり、心身共に健やかに育つことは、切実な願いであり、これを実現するために必要な諸条件を整備確立することは教育行政の最優先の責務である。一九九四年に発効した「子どもの権利条約」には、すべての子供がひとしく教育への権利を有し、後期中等教育の保障と無償化を目指すべきであることが明記されている。
 ついては、未来の日本を担うすべての子供たちに行き届いた教育を保障するよう、次の事項について実現を図られたい。

一、教育予算を大幅に増額すること。また、地方の教育費を増やすために地方交付税を増額すること。
二、私学助成の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。
三、国の責任で小学校・中学校・高等学校の三○人以下学級を実現すること。また、子供たちと直接向き合う教職員を増員すること。
四、義務教育費国庫負担制度を維持・拡大し、国の負担率を復元すること。
五、障がいを持つすべての子供たちの教育の充実に向けて、教職員を増やし、教育条件を整備すること。
六、教育費の無償化を目指し、就学援助制度及び授業料減免制度を抜本的に充実すること。教育費の父母負担を軽減すること。
七、当面、年収五〇〇万円以下の家庭の高校・大学の授業料を無償とする制度を実現すること。

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