請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 33 件名 教育格差をなくし、すべての子供に行き届いた教育をするための私学助成大幅増額に関する請願
要旨  我が国の高校生一〇人のうち三人が私立高校に通い、私学は独自の教育で、教育改革に大きな役割を果たし、地域に根ざした教育機関としての役割を担ってきた。しかし、私立高校の学費(初年度)は公立高校の五・七倍も高く、父母負担は限界であり、合格しても進学を断念したり、授業料を払えず退学せざるを得ない子供が数多くいる。教育を受ける権利を憲法は保障し、その実現は国の責務であるが、日本の教育予算は先進国の中でも極めて少ない。経済的理由で学業を断念することなく、授業料の心配をせず希望する学校で学べるよう求める。
 ついては、憲法をいかして、学校が友達や先生と楽しく学び合い、人間形成をしていく場になるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、教育予算を大幅に増やすこと。
二、私学助成国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。
三、私学の教育条件を改善するために、公立学校教育費の二分の一助成を実現すること。
四、学費の公私格差をなくし、保護者の学費負担を軽減するために授業料直接助成を拡充すること。

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