請願

 

第170回国会 請願の要旨

新件番号 1035 件名 国民生活の改善のための医療、年金、労働法制に関する請願
要旨  上場企業が五年連続で過去最高の経常利益を更新し、いざなぎ景気を超えたと言われるが、国民にその実感はない。それは、勤労者世帯の年収が九年連続で下がり続け、年収二〇〇万円未満の勤労者が一、〇〇〇万人を超え、また非正規労働者が全勤労者三分の一の一、七〇〇万人を超えたこと、加えて年金・医療・介護などが改悪されてきたからである。その上、株価下落・円高・原油高・物価上昇が進行しており、国民生活は更に打撃を受ける可能性が強まっている。
 ついては、国民生活改善、格差是正のため、次の事項について実現を図られたい。

一、後期高齢者医療制度を廃止し、いつでも、だれでも、どこでも、平等に医療が受けられる持続可能な医療制度を実現すること。
二、五、〇〇〇万件の年金記録を早期にすべての被保険者に結び付けること。年金制度は全額税方式の「基礎的暮らし年金」(だれでも八万円)を土台に、個人と企業の保険料による所得比例年金を重ねて、老後の安心を確保すること。
三、労働者派遣法を抜本的に改正するとともに、現行全国平均六七三円の最低賃金を時給一、〇〇〇円以上にすること。

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