請願

 

第170回国会 請願の要旨

新件番号 178 件名 野鳥密猟・野草盗掘の根絶に関する請願
要旨  環境省は、新・生物多様性国家戦略を二〇〇二年に策定したが、植物の場合、人々の採集によって、一、〇〇〇種前後がなくなっており、保護団体に税が投入されているが、有効に使われているとは言い難い。日本には、野鳥や野草の保護区はないに等しく、屋久島の世界遺産でさえ、野鳥密猟・野草盗掘が頻繁に行われており、阿蘇くじゅう国立公園などにおいては、野草が山野から持ち去られている。財政難の中、最少の税金によって自然保護の効果を上げるには、できる人間にやらせることである。野鳥密猟問題に関して、二~三年で配置転換される役人に要求しても、適切な対応は困難であり、費用対効果は望めない。野鳥を助けてくれるとの国民の期待にこたえるためにも国からの応援が必要であり、税金の無駄遣いを排し、民間にできることは民間に委託し、民間の経験やノウハウを活用するよう求める。 
 ついては、次の事項について実現を図られたい。(資料添付)

一、野鳥密猟、野草盗掘根絶活動のための経費、二千二百四十三万円を助成すること。

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