請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 3431 件名 沖縄での米兵による少女・女性性暴力事件に抗議し、地位協定の抜本改正に関する請願
要旨  米軍兵士による性暴力事件が起きるたびに、日本政府は遺憾の意を表明し、米国政府は綱紀の粛正を口にしてきた。しかし沖縄県内だけでも、毎年一件以上事件が発生している現実を見れば、日米両国政府の反省や謝罪が、口先だけであることは明らかである。米軍兵士による犯罪が多発する原因は、日米安保を優先する政府の姿勢と、米軍兵士に対して特権を認めた日米地位協定にある。しかし、福田内閣は地位協定の改定には消極的で、犯罪再発防止策も、米国任せである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、日米両国政府に対して、性暴力の被害を受けた少女・女性の心と身体の回復に十分配慮し、謝罪と補償を速やかに行うよう求めること。
二、米軍当局に対して、今回の事件を綱紀粛正や米兵の外出禁止で終わらせることなく、米軍責任者の人事的な処分を求めること。
三、米兵による少女・女性への性暴力に抗議する国会決議を行うこと。
四、日米地位協定の抜本的な改正を行うこと。
五、沖縄を始めとした在日米軍基地の即時の縮小・撤去を行うこと。

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