新件番号 | 3326 | 件名 | 国の医療にまわすお金を増やし、医療の危機打開と患者負担の軽減を求めることに関する請願 |
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要旨 | 救急病院がなくなった、お産ができる病院まで二時間も掛かる、小児科が閉鎖されたなど、医療崩壊が各地で進行している。国保料が高過ぎて払えない人からの保険証取上げにより、医療が受けられず死亡する事例も生まれている。これらの原因は四半世紀も続いた国の低医療費抑制策にある。日本の医療費は、先進七か国中で最低である。医療の危機を打開するために、医療への国の負担を増やして医療費の総枠(診療報酬)を拡大するよう求める。ヨーロッパなど先進国では無料が原則であり、税金の使い方や集め方を変えれば、ヨーロッパ並みに患者負担を減らすことは可能である。患者負担の軽減に直ちに取り組むよう求める。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、医療の危機打開のために、国の医療にまわすお金を増やすこと。 二、国の責任で医師、看護師などの増員・確保をすること。 三、窓口負担を軽減すること。 四、負担増と差別医療を強いる高齢者医療制度を抜本的に見直すこと。七○~七四歳の窓口負担引上げ(一割から二割)をやめること。 |