新件番号 | 1150 | 件名 | 私立幼稚園教育の充実と発展に関する請願 |
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要旨 | 現在、幼稚園児の約八割が私立幼稚園に通っており、幼児教育の発展に大きな役割を果たしている。子供の成長発達には子供同士の育ち合いや、教師から一人一人の子供に対するゆとりを持ったかかわりが不可欠である。しかし、基本的な生活習慣や言葉が未発達なまま入園する子供が増え、子供の育ちのゆがみが多くなっている中、一人一人の子供に一層ゆとりを持ってかかわることが必要である。また、父母への教育費負担は、重く家計にのしかかっている。二一世紀の私立幼稚園が子供たちに楽しく豊かな経験ができる教育の場となるよう、父母が経済的な不安なしに子供に教育を受けさせることができるよう、また、教職員が生活や過労に脅かされることなく、幼児教育に専念し、働き続けることができるよう求める。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、私立幼稚園の経営安定、教育条件の改善を進めるために、経常費助成の大幅増額を実現すること。 二、父母負担を軽減するために、幼稚園就園奨励費を大幅に増やすこと。 三、各種控除や減税の廃止によって就園奨励費が受けられなくなることのないよう、所得基準を変更すること。 四、教職員の労働条件改善のための、特別な助成措置を実現すること。 五、幼児の心身の発達を保障できる教育を行うために、三歳児一五名、四・五歳児二○名以下のクラス定員に、幼稚園設置基準を改正すること。 六、幼稚園を含めた学校教育に、株式会社の参入を認めないこと。 |