請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 917 件名 後期高齢者医療制度の凍結と抜本的見直しに関する請願
要旨  四月から、後期高齢者医療制度が実施され、七五歳以上の高齢者と、六五歳以上七五歳未満で一定の障害のある者を対象とし、都道府県ごとにすべての市区町村が加入し設置した広域連合が運営を行うことになっている。制度改定に対しては、高齢者に新たな負担が生じること、低所得者への配慮に欠けること、さらには、従来の診療報酬とは別の体系に分けられるため、高齢者が受けられる医療の制限や、医療内容が低下するなど様々な問題点がある。高齢者の暮らしと健康保持に重大な影響を及ぼすことは必至であり、また、保険基盤安定制度への新たな公費支出や、努力規定となっている健康診断事業に対する支出など、市区町村の財政的負担が多大となることが危惧(きぐ)されている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、高齢者の窓口負担割合の一時的凍結や新たな保険料徴収の先送り・減額などの激変緩和措置にとどまることなく、後期高齢者医療制度を凍結すること。
二、高齢者に過度な負担を求めることなく、いつでも、だれでも、どこでも、平等に医療が受けられる持続可能な医療制度とするよう、抜本的な見直しをすること。

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