請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 716 件名 二千八年四月実施の後期高齢者医療制度の中止・撤回に関する請願
要旨  政府は四月より、七五歳以上を対象とした後期高齢者医療制度を実施しようとしている。この制度は、いつでも、どこでも、だれでも、安心して医療を受けられる国民皆保険制度から高齢者を遠ざけるものであり、七五歳という年齢で区分し、医療内容を制限するなど、差別的な医療を持ち込もうとしている。高齢者だけを一まとめにした別建ての医療制度は世界に例を見ない。高齢者から保険料や窓口負担を徴収するにもかかわらず、医療を制限する医療費抑制目的の制度は認められない。
 ついては、高齢者が安心して医療が受けられるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、後期高齢者医療制度は中止・撤回すること。
二、七〇~七四歳の窓口負担の二割への引上げをやめること。
三、医療に使う国の予算を増やして、高齢者、国民が安心して医療を受けられるようにすること。

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