請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 333 件名 私学助成の大幅増額に関する請願
要旨  京都の私立学校は生徒・父母の願いにこたえる教育を創意と工夫を重ねて、教育機関として大きな役割を果たしてきた。しかし公立学校生徒一人当たりに支出されている教育費が約一○九万円であるのに対し、私立学校生徒一人当たりに支出されている補助金は約三三万円と、公費負担に大きな格差がある。そのため私立学校の授業料は、公立学校の六・五倍と高額になっており、経済的理由で私学進学をあきらめたり、入学しても授業料を滞納したり、学校を退学せざるを得ない生徒が増えている。一方、私学各校は、独自の教育を発展させるための校舎改築や新しい設備施設や人員増などが思うように進められなくなっている。
 ついては、学費を気にせず、楽しく学べる私立学校とするため、次の事項について実現を図られたい。

一、教育予算を大幅に増額すること。
二、私学への国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。
三、私学の教育条件を改善するため、経常費の二分の一助成を実現すること。
四、学費の公私間格差をなくし、生徒が学校をやめずに済むように、私学保護者の学費負担を直接軽減する予算を拡充すること。

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