請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 291 件名 子育てと教育予算の充実に関する請願
要旨  女性が生涯に産む子供の数(合計特殊出生率)が一・三二と前年より上がったものの、依然として少子化傾向が続いている。その要因として劣悪な労働環境とともに、子供を産み育てることにお金が掛かり過ぎることが挙げられる。妊産婦健診や高い出産費用は若い世帯にとって大きな負担である。格差と貧困が広がる中、お金のあるなしにかかわらず、子供が希望する教育を受けられるように、教育予算を大幅に増やすことが求められる。また、増え続けている母子世帯の命綱とも言える児童扶養手当が、来年度から削減されることも重大である。
 ついては、社会の宝である子供を安心して産み、育てられるよう、次の措置を採られたい。

一、三〇人以下学級を国の制度として実現すること。
二、学校の耐震化予算など、施設設備費を増やすこと。
三、就学援助への国の予算措置を復活し、増額すること。学校指定病に新たにぜんそくを始めアレルギー疾患を加えること。
四、私学助成を増額し、私学の入学金・授業料を減額すること。
五、国立大学への国からの運営費交付金(人件費・教育研究経費)を増額し、入学金・授業料をこれ以上値上げしないこと。

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