請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 200 件名 国の医療にまわすお金を増やし、医療の危機を打開し患者負担を軽減することに関する請願
要旨 　救急病院がなくなった、お産ができる病院まで二時間も掛かる、小児科が閉鎖されたなど、医療崩壊が各地で進行している。国保料が高過ぎて払えない人からの保険証取上げにより、医療が受けられず死亡する事例も生まれている。これらの原因は、四半世紀も続いた国の低医療費抑制策にある。日本の医療費は、先進三○か国中二一位で最低水準である。医療の危機を打開するために、医療への国の負担を増やして医療費の総枠（診療報酬）を拡大するよう求める。一方、日本の患者負担は先進国中でも異常な高さである。ヨーロッパなど先進国では無料が原則である。税金の使い方や集め方を変えれば、ヨーロッパ並みに患者負担を減らすことは可能である。患者負担の軽減に直ちに取り組むよう求める。
　ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、医療の危機打開のために、国の医療にまわすお金を増やすこと。
二、国の責任で医師、看護師などの増員・確保をすること。
三、窓口負担を軽減すること。

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