請願

 

第168回国会 請願の要旨

新件番号 1309 件名 ワーキング・プアも過労死もない社会、働くルールの確立に関する請願
要旨  正社員の四人に一人は健康を損なうほど仕事に追われ、過労死や自殺に至る人もいる。一方、労働者の三分の一を占める非正規社員は、低賃金に加え、有期、派遣、請負、委託などの契約によって、突然雇い止めされる不安にさらされている。ワーキング・プアは一千万人を超え、ホームレスとなる人も増えている。日本では、長時間労働、低賃金・不安定雇用、中小企業への単価切下げなどを踏み台に、一部の大企業だけがばくだいな利益を上げている。
 ついては、ワーキング・プアも過労死もない、まともな働き方ができる社会をつくるため、次の事項について実現を図られたい。

一、派遣労働は、臨時的・一時的かつ、専門性の高い業務に限定し、派遣先の正社員との均等待遇を義務付けること。登録型派遣は禁止すること。
二、有期契約は短期間・一時的な業務に限定すること。継続的な仕事への就労は、期限の定めのない雇用契約にすること。
三、最低賃金を全国どこでも時間額一、○○○円以上とすること。
四、残業代の割増率を五割に上げ、有給休暇の一○○%取得を使用者に義務付けること。

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