新件番号 | 1076 | 件名 | 医療崩壊をストップするための社会保障費二千二百億円削減の撤回と医療費総枠拡大などに関する請願 |
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要旨 | 医師不足、療養病床の削減・廃止、リハビリ日数制限の導入、患者負担増による受診抑制、国保料滞納者の増加と資格証明書の発行など、医療崩壊とも言える状況が進行している。歯科医院では、経営危機が深刻化するとともに、医療現場の実態を無視した診療報酬の包括制や膨大な文書提供義務化により、円滑な診療が阻まれており、これらは歯科にとどまらず、医科にも広げられようとしている。医療崩壊の原因は、四半世紀にわたって続けられてきた国の医療費抑制策にある。日本の医療費は、先進諸国では最低の水準であり、これ以上の医療費抑制は、医療を一層荒廃させる。 ついては、来年度の予算編成に当たり社会保障費二、二○○億円の削減計画を撤回するとともに、次の事項について実現を図られたい。 一、医療崩壊を食い止めるために医療費総枠を拡大し、診療報酬を引き上げること。 二、患者負担を軽減すること。 三、後期高齢者医療制度の来年度実施を凍結し、抜本的に見直すこと。 四、診療報酬請求のオンライン義務化をやめること。医療費抑制を目的とするオンライン計画は中止し、抜本的に見直すこと。 五、医療現場の実態を無視した包括制や文書提供義務化をやめること。 |