請願

 

第168回国会 請願の要旨

新件番号 140 件名 消えた年金問題の早急な解決と最低保障年金制度の実現に関する請願
要旨  消えた年金という、問題が起きている。国民から申請がなければ支給しない年金の仕組み、国が積極的に国民の生活を守ろうとしてこなかったことが、根本問題である。戦中・戦後の混乱期を生き抜き、子供を育て、がむしゃらに働いて日本経済の復興を支えてきた高齢者たち、その多くが生きる不安にさらされている。大増税とそれに伴う国保・介護保険料の増大、医療・介護保険改悪による負担増、生活保護制度の老年者加算・母子加算の相次ぐ削減・廃止で高齢者のみならず、すべての国民の生存権が脅かされている。最低保障年金は、最低賃金・生活保護とともに、生存権保障の大切な柱であり、国連も、その実現を日本政府に勧告している。大企業・大金持ち優遇税制を改め、軍事費や無駄な公共事業費を減らして財源をつくり、消費税によらない最低保障年金制度の実現を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で、消えた年金問題を、一人も残さず早急に解決すること。
二、最低保障年金制度を一日も早くつくること。

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