請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 2395 件名 軽油引取税暫定税率七円八十銭の撤廃に関する請願
要旨  原油高騰を背景にした軽油価格(燃料費)の上昇が、トラック運送事業者の収益を圧迫している。軽油価格(ローリー価格)は、二〇〇四年初めに一リットル当たり六三円程度だったが二〇〇六年八月には九七円を超え、一・五倍に値上がりしている。軽油価格一円の値上がりでトラック運送業界全体の年間コストは一八〇億円増え、三〇円の上昇でおよそ五、四〇〇億円の負担増となる(全日本トラック協会)。しかも、六割の事業者は、軽油価格上昇分の運賃転嫁ができていない。このままでは安心・安全な物流サービスの維持確保が困難であり、政府には、軽油価格上昇に対する緊急かつ有効な施策が求められる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、軽油価格上昇による事業経営への影響を抑えるため、軽油引取税暫定税率一七円一〇銭のうち、一九九三年に五年間の暫定措置として加算され、現在まで延長され続けている一リットル当たり七円八〇銭について、時限期間の満了(二○○八年)を待たずに撤廃すること。

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