請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 1538 件名 在日米軍再編関係経費並びに在日米軍再編特措法反対に関する請願
要旨  安倍内閣は二〇〇七年度予算に在日米軍再編関係経費を組み込むとともに、在日米軍再編特措法案を国会に上程した。在日米軍再編は(一)反テロ戦争や大量破壊兵器拡散防止に日米が共同で取り組む(二)在日米軍を強化し基地の使用を自由化する(三)米軍と自衛隊の一体的な運用を進める、などの内容を含んでいる。これらは日本国憲法や日米安全保障条約に、大きく抵触するものであるが、必要な法改正や条約改正などの、国会における手続が行われていない。日本の外交・安全保障政策の根本的な転換が国会での議論もなく、日米政府間の合意のみで進められることは重大な問題である。また、在日米軍再編関係経費並びに在日米軍再編特措法案には(一)日本が負担する費用の総額が不明なこと(二)日本の支出で米国領のグアムに海兵隊基地や兵士の家族住宅を建設すること(三)基地のある自治体の首長の対応によって再編交付金の支出を決めること、などの問題点がある。在日米軍再編関係経費並びに在日米軍再編特措法に反対する。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、在日米軍再編に関する日米合意は、憲法や日米安全保障条約に抵触する内容を含むものであり、国会で徹底した議論を行うこと。
二、二〇〇七年度予算から、在日米軍再編関係経費を削除すること。
三、在日米軍再編関係経費の総額や、移転する部隊の名称・人員など、再編の詳細を明らかにすること。
四、日本の予算で、グアムに、米軍基地の建設を行わないこと。

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