請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 327 件名 私学助成の大幅増額に関する請願
要旨  京都の私立学校は公立学校と共に教育機関として大きな役割を果たしてきた。私立学校では生徒・父母の願いにこたえようと創意と工夫にあふれる教育実践を行って、今日的な教育の創造に貢献してきた。しかし京都の公立学校生徒一人当たりに支出されている教育費は約一○八万円、私立学校生徒一人当たりに支出されている補助金は約三二万円と大きな違いがある。そのため私学保護者の学費負担は大変なものとなっており、進路選択に当たり、自由に学校を選べる状況にはない。また入学しても授業料を滞納したり、学校を退学せざるを得ない生徒が年を追うごとに増え、伸び伸びと勉学に専念できなくなる子供たちが多くなっている。公費負担の格差は、これまで進めてきた独自の教育を発展させるための改革の大きな障害となり、校舎改築や新しい設備施設や人事配置がままならなくなっている。
 ついては、すべての子供たちに豊かな中等教育を保障し、楽しく学べる学校を築いていくため、次の事項について実現を図られたい。

一、教育予算を大幅に増額すること。
二、私学助成の国庫補助制度を堅持し、少なくとも公立学校教育費の二分の一を実現するよう大幅に増額すること。
三、私学に学ぶ生徒が学校をやめずに済むように、すべての私学生徒を対象にした授業料直接助成を実現すること。

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