請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 91 件名 すべての子供に行き届いた教育を進め、心の通う学校をつくるための私学助成の大幅増額、教育費の保護者負担軽減、教育条件の改善に関する請願
要旨  私立学校は、公教育の多様性と健全性を維持するためにも重要であり、公的教育機関として国民の期待にこたえてきた。私学助成の大幅増額、教育費の保護者負担軽減、教育条件の改善は、国民的な要求となっている。しかし、学費などの教育条件において、私立学校と公立学校との間には大きな格差が生じている。さらに、構造改革の進展に伴う国庫補助及び地方交付税の削減の動きは、国の私学助成ばかりでなく、各都道府県の私学助成にも重大な影響を及ぼしており、私学予算の削減の動きが相次いでいる。すべての子供が安心して学校に通い、確かな学力を身に付けられるように、私学助成の増額による公私間の格差是正、保護者負担の軽減と教育条件の改善を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、保護者の経済的負担軽減のために私学助成を拡充し、経常費二分の一助成を速やかに実現すること。
二、私学助成の国庫補助制度を堅持すること。
三、国の責任において、学校の施設・設備を改善すること。
四、国の責任で小中高の三〇人以下学級を実現すること。私学で三〇人学級を行うための特別助成を実施すること。
五、すべての子供の就学を保障し、授業料減免制度や奨学金制度などを拡充すること。

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