請願

 

第165回国会 請願の要旨

新件番号 1164 件名 教育基本法改悪反対、教育の充実に関する請願
要旨  一一月一五日衆議院教育基本法特別委員会と一六日の衆議院本会議で、与党は教育基本法の改正案を強行採決した。野党四党は参議院の審議時間確保のためのこの日の採決に強く反発して採決を欠席した。教育フォーラムでの公聴会でやらせ発言が発覚するなど、公聴会に対する信頼まで揺らぐ中、審議終了・採決を急ぐ与党の姿勢は批判されても仕方がない。また、いじめ・自殺の続発、高校での教科未履修問題などが毎日のようにマスコミに取り上げられる中で、今こそ教育のあるべき姿について真剣な検討が求められている。与党の態度は一方的で教育的ではないと言わなければならない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、教育については様々な意見があり、もっと時間を掛けて全面的な論議ができるようにし、今国会でこれ以上の強行採決をしないこと。
二、教育全般について困難や問題点が指摘されている。安易に「家庭教育に問題がある」「教師の資質が問題」など決め付けるのでなく、その原因や解決の方向をもっと明らかにするよう努力すること。
三、公聴会のやらせ発言など公聴会の信用失墜の状況があり、公聴会では教育基本法の改正については慎重にするようとの声が多数である。もっと時間を掛け教育のあるべき姿を国民と一緒につくり上げる方針で審議すること。

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