請願

 

第165回国会 請願の要旨

新件番号 1127 件名 国の乳幼児医療費無料制度創設に関する請願
要旨  子育ての大きな不安の一つに、子供の病気がある。子供は病気にかかりやすく、抵抗力が弱いため重症化することも多く、病気の早期発見・早期治療を支える環境が非常に大切である。その一つとして、子供の医療費の心配をなくすことは、大きな子育て支援になる。乳幼児の医療費無料制度は、既に全都道府県、全市区町村で実施され、親たちへの大きな励ましとなっている。しかし、市町村の独自制度として行われているために、財政困難などを理由として制度内容には大きな格差がある。例えば、助成対象年齢は、一歳児までの所もあれば高校卒業までを対象としている所もある。どこに生まれ住んでも、子供は等しく大切に育てられなければならない。そのためには、国として制度を創設し、市町村を支援していくことが求められている。参議院では二〇〇一年六月、すべての政党・会派一致で「少子化対策推進に関する決議」を採択した。その中で、政府に対し「乳幼児医療費の国庫助成」等を「重点的に取り組むべきである」と求めた。また、この数年間に、国の制度創設を求める意見書が四割を超える都道府県議会・市区町村議会で採択されている。
 ついては、安心して子供を産み、育てることのできる社会への第一歩とするため、次の事項について実現を図られたい。

一、小学校就学前までの子供を対象とした国の医療費無料制度を早期に創設すること。

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