請願

 

第165回国会 請願の要旨

新件番号 882 件名 憲法改悪のための国民投票法制定反対に関する請願
要旨  憲法の前文や第九条に基づいて、平和的な手段でアジアを始めとした国際社会との協力を進めていくことが必要である。しかし、自民党は、二○○五年一一月、第九条を変えて自衛軍を保持し、集団的自衛権をも行使できるようにし、幾つもの国民の責務を押し付ける憲法にする憲法改正草案を明らかにした。既に、テロとの戦いを口実とした米国の戦争政策に加担して自衛隊はアフガニスタンやイラクでの軍事行動に参加している。また、日本全国を米軍が自由に使用できる再編も進められるなど、憲法違反が常態化している。自民党の憲法改正草案は米国の戦争に一層追随・協力するものにほかならない。現在、「憲法改正国民投票法案」が国会に上程されている。国民投票法案は、本来、憲法で示された平和・人権・民主主義の理念が最も発揮されたものでなければならないが、与党案に示されるように、いつでも都合良く憲法改悪ができるようにするための危険な法案が検討されている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、憲法前文・第九条を改悪しないこと。国会は憲法理念の実現に向けて努力すること。
二、拙速に「憲法改正国民投票法」を制定しないこと。

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