請願

 

第165回国会 請願の要旨

新件番号 562 件名 私立学校の保護者負担を軽減するとともに教育環境の改善のための私学助成を充実することに関する請願
要旨  私立学校は、建学の精神と独自の教育理念の下に、公教育の一翼を担うものとして、新しい時代に対応する特色ある教育を目指して教育の振興発展に大きな役割を果たしているが、その経営基盤は依然として脆弱(ぜいじゃく)である。加えて、長期的な生徒・園児の減少や長引く景気の低迷による生徒の修学継続への影響が懸念されるなど、私立学校を取り巻く環境は更に厳しさを増しており、経営基盤に与える影響が憂慮されている。このことから、教育条件の維持向上と保護者の経済的負担の軽減を図り、教育内容の充実と私立学校の経営の健全性を高めていくことが強く求められている。私学教育の重要性や私学を取り巻く厳しい状況を認識し、私学助成の国庫補助制度の充実強化に努めるよう強く求める。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、公私の学費格差の解消、父母負担の軽減のため、私学助成の拡充・充実に努めること。
 1 現行の経常費助成(私立中学校・高等学校管理運営対策費補助金)の充実に努めること。
 2 私立中学校・高等学校の校舎改築や施設設備改善のための特別助成措置を講ずること。
 3 私立中学校・高等学校の生徒に対する給付奨学金事業・授業料軽減補助事業などの充実・運用の改善を図ること。
二、私立中学校・高等学校の特色ある教育を推進するための特別補助の充実に努めること。

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