請願

 

第164回国会 請願の要旨

新件番号 3392 件名 だれでも保険で安心してかかれる医療に関する請願
要旨  政府・厚生労働省が二〇〇六年の医療改革で行おうとしている内容の一つは、すべての高齢者から保険料を徴収し、かつ高齢者の患者負担を一割から二割負担あるいは、現役並みの所得のある人は、二割から三割負担へと引き上げるものである。二つ目に、長期入院時の食費、部屋代が保険給付から外され患者負担となることである。三つ目に、医療の安全と質の確保に欠かせない診療報酬の引下げを行うことである。これらは、患者の医療を受ける権利を脅かし、病気の早期発見・早期治療を妨げ、重症化による医療費の増加を招く。だれでも保険証一枚で安心してかかれる医療は、国民共通の願いである。国庫負担の増額など医療保険に対する国の責任を強めるよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、高齢者の患者負担と保険料の引上げを行わないこと。
二、入院時の食費、部屋代などの患者負担を増やさないこと。
三、医師、看護師の増員や医療の質と安全性が確保できるように診療報酬を改善すること。

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