請願

 

第164回国会 請願の要旨

新件番号 2873 件名 軽油引取税暫定税率七円八十銭の撤廃に関する請願
要旨  原油価格高騰を背景にした軽油価格(燃料費)の上昇が、運搬単価の低下、過重な税負担、安全・環境コストの負担ともあいまってダンプの仕事と生活を圧迫している。軽油が一リットル当たり一円値上がりすると、「運送業界全体では一八○億円の負担増」(全日本トラック協会)、「業界全体の経常利益合計が四六○億円であることから、軽油価格上昇により二、○三○億円の赤字」(国土交通省)と言われており、ダンプの自助努力では対応しきれない。重層下請で働くダンプは、軽油価格高騰分の単価の請求を荷主、荷受人にできる状況ではない。このままでは仕事の継続さえ困難であり、政府には、軽油価格上昇に対する緊急かつ有効な施策が求められる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、軽油価格上昇による仕事と生活の圧迫を抑えるため、軽油引取税暫定税率一七円一〇銭のうち、一九九三年に五年間の暫定措置として加算され、現在まで延長され続けている一リットル当たり七円八〇銭について、時限期間の満了(二○○八年)を待たずに撤廃すること。

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