請願

 

第164回国会 請願の要旨

新件番号 2193 件名 医療費負担増反対、患者負担の軽減に関する請願
要旨  政府は医療費負担増計画と庶民大増税を計画している。患者負担増は、(一)七○歳以上の高齢者の窓口負担を二~三割に引き上げる(二)療養病棟の入院患者の室料、食費を全額自己負担にする(三)高額な医療費の月額負担上限を引き上げる、となっている。また、必要な治療行為でも保険適用を制限し、差額ベッドのように保険のきかない医療の種類を増やそうとしている。お金のあるなしで、受けられる医療に格差が生まれる。さらに、二○○六年の税制改革で定率減税の全廃など家計負担を中心に二兆円の増税を決め、二○○七年度以降には消費税率の引上げを計画している。一方で、法人税減税を延長し大企業には優遇措置を採っている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、医療費負担増計画をやめ、保険で安心して掛かれる医療のために
 1 健保・国保の負担を二割にするなど患者負担を軽減すること。
 2 高齢者の窓口負担、入院の食費、部屋代などの患者負担を増やさず、高齢者からの新たな保険料徴収を行わないこと。
 3 保険外負担の拡大をやめ、保険で安心して医療が受けられるようにすること。

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