新件番号 | 1890 | 件名 | 患者・国民負担増計画の中止及び保険で安心してかかれる医療に関する請願 |
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要旨 | 政府・厚生労働省は、今国会に医療制度改革関連法案を提出、高齢者をねらい撃ちにした大幅な負担増を行おうとしている。また、医療保険制度を再編し、医療に対する国の責任と負担を後退させ、国民と自治体に負担を転嫁しようともしている。また、四月から診療報酬の大幅引下げが強行され、保険で受けられる医療が狭められると同時に、病院など医療機関の収入を減らし、医療水準の低下や、今でさえ深刻な看護師などの人手不足に拍車が掛かることが危惧(きぐ)される。小泉内閣が進める構造改革・規制緩和、官から民へ、小さな政府づくりの流れに沿った高額な患者負担と強引な医療費の抑制は、国民の医療を受ける権利、生命を脅かすものである。保険で安心してかかれる医療が、国民の共通の願いである。 ついては、医療に対する国の責任を強め、国庫負担の増額など財政措置を強化することを始め、次の事項について実現を図られたい。 一、健保三割負担を二割負担に戻すなど患者負担を軽減すること。 二、入院時の食費、部屋代などの患者負担を増やさないこと。 三、高齢者の患者負担と保険料の引上げを行わないこと。 四、必要な医療は公的医療保険で保障し、保険のきかない医療行為を増やさないこと。 五、医師、看護師の増員や医療の質と安全性が確保できるように診療報酬を改善すること。 |