請願

 

第164回国会 請願の要旨

新件番号 1110 件名 米軍基地の再編・強化の反対、基地撤去に関する請願
要旨  一○月に日米安全保障委員会(2プラス2)が合意した「中間報告」は、日米軍事一体化を地球的規模で進めるとともに、在日米軍基地を抱える自治体に基地の恒久化を押し付け、新たな危険と負担を課そうとするものである。しかも、政府・防衛庁は自治体や住民の意向を全く取り上げないまま協議を進め、これを各自治体に押し付けようとしている。沖縄、神奈川を始め岩国など基地負担が増える全国の関係自治体と住民は、今回の再編・強化計画に抗議や反対を表明するなど、猛反発している。北海道・空自千歳基地に嘉手納配置F15の訓練移転も突如発表された。これは、騒音・墜落危機・各種事故そして海兵隊員による暴行・犯罪事件の拡大ばかりか、米先制攻撃戦略の足場を北海道に築き北の軍事拠点化を恒久的に押し付けるものである。首長も住民も「基準値超え年二○○日の爆音が更に増加するのはごめんだ」「自衛隊機年二万回もの訓練が増えることもごめんだ」などと移転に強く反対している。「中間報告」の発表に抗議するとともに、基地の強化・恒久化計画の撤回を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、沖縄・嘉手納配置のF15戦闘機訓練を千歳基地に移転しないこと。海兵隊の移駐もしないこと。
二、沖縄の普天間基地を即時閉鎖し、辺野古沖の新基地建設構想を撤回すること。
三、米軍第一軍団司令部のキャンプ座間への移転など、基地強化をやめること。
四、すべての米軍基地、特に殴り込み部隊である海兵隊や空母部隊を撤退させること。

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