請願

 

第164回国会 請願の要旨

新件番号 894 件名 在日米軍基地の縮小・撤去に関する請願
要旨  日本には、沖縄を中心に全国に多数の米軍基地が存在する。繰り返される女性への性暴力など事件、事故、騒音問題等を含め、米軍の不祥事は後を絶たず、基地周辺住民の生活は脅かし続けられている。在日米軍基地の規模を縮小し、撤去していくことは、沖縄県民のみならず国民すべての共通の願いである。在日米軍基地再編に向けての「未来のための変革と再編」が取りまとめられたが、その内容は、普天間基地の県内移転、座間への米軍司令部移転、空母艦載機の厚木から岩国への移転など、国民の負担軽減にはつながらず、一部住民には負担増にさえなりかねない。さらに、被爆国である国民の感情に反し、横須賀基地への原子力空母の配備も検討されている。

 ついては、日米両国政府は、日本国民の願いを真摯(しんし)に受け止め、次の項目を踏まえて、改めて、在日米軍基地再編案を再検討・協議されたい。
一、在日米軍基地再編に当たっては、国内のいかなる地域も新たな負担増とならないこと。
二、日本国全体として大幅な負担軽減となること。特に、大部分の米軍基地を抱える沖縄の抜本的な基地縮小・撤去となること。
三、普天間基地は国外に移転すること。
四、原子力空母の配備は行わないこと。

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