請願

 

第164回国会 請願の要旨

新件番号 685 件名 すべての子供に向け行き届いた教育を進めることに関する請願
要旨  いじめ、登校拒否、低学力など現在の教育困難を克服する上で大きな障害となっているのは、欧米諸国に比べて後れている学校の教育条件である。また公立学校の数倍にもなる学費は、私学へ子供を通わせる家庭にとって大きな負担となっている。このような中で、中学卒業生の急減期が訪れている。行き届いた教育と父母負担の軽減のために、この急減期にこそ、公・私立併せて三○人学級の実現と、私学への特別助成が強く求められている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、私学助成の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。特に、経常費二分の一助成を実現すること。また、授業料直接助成、施設助成を実施すること。
二、就学援助・授業料減免制度、奨学金制度などを後退させず、充実すること。教育費減税を行うなど、教育費の父母負担を軽減すること。
三、国の責任で小中高の三〇人以下学級と、教職員定数増を行うこと。私学で三〇人学級を行うための特別助成を実施すること。
四、どの地域の子供にも等しく教育を保障するために、義務教育費国庫負担制度をなくさず、堅持・充実すること。

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