請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 1360 件名 障害者自立支援法(案)に関する請願
要旨  平成一六年一〇月、厚生労働省が発表した「改革のグランドデザイン案」で障害福祉サービスに対する応益負担(定率負担)制度の導入並びに公費負担医療制度の見直しが提案された。上程された「障害者自立支援法」の制度と「精神保健福祉法」等の改正に当たり、応益負担制度の導入を行わないことを求める。障害基礎年金を主な収入源としている精神障害者にとり、応益負担に応ずることはできない。応益負担を強いるならば、費用負担の原則は、扶養義務や世帯単位ではなく、個人単位を貫徹すべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、精神保健福祉サービスの負担は、低所得者への配慮など弾力的に対応すること。
二、負担水準は、扶養義務者ではなく、本人の負担能力を基本とすること。
三、精神障害者に本格的な所得保障制度を確立すること。
四、精神障害者通院医療費公費負担制度の見直しによって受診抑制を招かないよう配慮すること。

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