請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 1296 件名 戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案の早期の成立に関する請願
要旨  「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」が一日も早く成立するよう求める。一九九〇年に国会(参議院予算委員会)において慰安婦(戦時性的強制被害者)問題が初めて取り上げられてから既に一五年が経過し、今年は戦後六〇年である。当事者は八〇歳前後に達し、各地から訃報(ふほう)が届く。慰安婦問題では、国連やILOなどの国際的な専門機関からも繰り返し勧告・指摘を受け、二〇〇二年一〇月には台湾の立法院が、二〇〇三年二月には韓国の国会が、今年一月にはフィリピン議会下院外交委員会が、この法律案の早期制定を求める決議を採択している。二○○三年四月には東京地裁が中国山西省の日本軍による性暴力被害者に対する判決で、異例の付言を付し、立法解決を強く促している。被害者や各国の議会も注目しているこの法律案についてきちんと審議し、その経過や結果を内外にも説明することが必要である。戦後六○年の今年、被害者が生きているうちに問題の解決を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」を早期成立させること。

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