請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 891 件名 核兵器廃絶に関する請願
要旨  広島・長崎の原爆投下から六○年がたった。「広島・長崎を繰り返すな」の願いは、毎年の国連総会でも核兵器廃絶に関する決議として圧倒的多数によって採択され、世界の流れとなって広がっているが、地球上にはいまだ三万発とも言われる核兵器が存在し、人類を不安と新たな脅威にさらし続けている。二〇〇〇年五月、核保有国は「核兵器廃絶の明確な約束」に合意したが、実行されていない。核兵器による被害を経験した唯一の被爆国民として、核兵器廃絶の合意の実行こそ切実な願いである。
 ついては、五月のNPT再検討会議及び被爆六〇年に当たり、次の事項について実現を図られたい。

一、政府は、核保有国に対して、核兵器の使用、威嚇、開発を行わず核兵器廃絶の実行に踏み出すよう要請すること。
二、核兵器廃絶国際協定の実現のために積極的に行動すること。

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