請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 717 件名 老後を支える最低保障年金制度の実現に関する請願
要旨  二○○四年の年金改革に、法改正後も七○%を超える人が納得できないと意思表示している事態は、かつてなかった。加えて所得税の公的年金等控除の縮小、老年者控除の廃止が強行された。これは、住民税、国民健康保険料(税)、介護保険料にも波及し高齢者の生活に深刻な打撃を与える。そのうえ政府は、定率減税の縮小・廃止、消費税大幅引上げの計画を進めている。低所得、無年金・低年金の人は増え続けるばかりである。雇用の破壊、少子化の進行、厚生年金加入者の減少、保険料を払えない人の増大、若い人たちの将来不安など、事態は深刻である。国は、政策の根本を国民本位に転換すべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、年金改革法の実施を中止し、消費税によらない全額国庫負担の最低保障年金制度をつくること。
二、基礎年金の国庫負担を直ちに二分の一に引き上げること。

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