請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 514 件名 年金制度の改悪中止に関する請願
要旨  二○○四年の年金改革に、法改正後も七○%を超える人が納得できないと意思表示している事態は、かつてなかった。加えて所得税の公的年金等控除の縮小、老年者控除の廃止が強行された。これは、住民税、国民健康保険料(税)、介護保険料にも波及し高齢者の生活に深刻な打撃を与える。そのうえ政府は、定率減税の縮小・廃止、消費税大幅引上げの計画を進めている。低所得、無年金・低年金の人は増え続けるばかりである。雇用の破壊、少子化の進行、厚生年金加入者の減少、保険料を払えない人の増大、若い人たちの将来不安など、事態は深刻である。国は、政策の根本を国民本位に転換すべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、保険料の引上げ・給付削減など年金改悪をやめ、安心できる年金制度を確立すること。
二、全額国庫負担による最低保障年金制度を創設し無年金者や低額年金者をなくすこと。

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