請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 499 件名 容器包装リサイクル法の改正に関する請願
要旨  一九九七年に容器包装リサイクル法が施行され、一般廃棄物の約六割を占める容器包装廃棄物の減量が期待された。しかし、容器包装リサイクル法には次のような問題がある。(一)容器包装リサイクルにおいて最も費用の掛かる収集・分別・保管が地方自治体の責務とされたため、自治体の財政を大きく圧迫する(二)リサイクル費用の大部分が税金で賄われるため、ごみをたくさん出す人にも出さない人にも同じ負担を課すことになり、減量に努力している人が報われない(三)容器や中身の生産者には負担が小さく、しかもリサイクルするのだからという免罪符を与えたようなもので、減量意欲をそぐ。そのため、ごみとして処分される容器包装の量は、容器包装リサイクル法施行以前より大幅に増加し、法律の目的に反する結果になった。法律の目的である廃棄物減量の実現には、廃棄物処理における生産者の責任を明確にする必要がある。
 ついては、拡大生産者責任の徹底に基づき、次の事項について実現を図られたい。

一、容器包装リサイクル法を改正し、収集・分別・保管の費用をすべて事業者の負担とすること。
二、リデュース、リユース、リサイクルの優先順位で推進する、様々な手法を盛り込むこと。

一覧に戻る