請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 438 件名 改悪年金法の実施の中止に関する請願
要旨  政府・与党は国民の七割が反対していた年金制度改正法を、強行成立させた。この年金改正法は、保険料の上限のない引上げと、給付の一層の引下げで、国民生活を根底から破壊する改悪法である。このような悪法を、審議を十分に尽くさないまま、しかも国会のルールを踏みにじって強行したことは許すことはできない。さらに重大なことは、法律成立後まで、給付と負担の前提となる出生率データを隠していたこと、条文に四〇か所に上るミスがあることが発覚したことである。選挙後の世論調査でも国民の八割が「白紙に戻したほうがよい」(朝日新聞)と答えている。年金改悪法は廃止し討議を最初からやり直すべきである。国民の生存権を保障する立場から、全額を国の負担で賄う最低保障年金制度の実現こそ、国民の願いにかなう真の年金制度改革である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国民の多くが反対している、改悪年金法の実施を中止すること。
二、国民のだれもが納得できる年金制度をつくるため、国民的な討論を進めること。

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